Systemライブラリは、BlueNinjaモジュールの動作に必要な機能を提供します。

ソースコード

構成

Systemライブラリ構成図

ペリフェラルの初期化等と電源ボタン押下、ハートビート出力のイベントを処理します。

1ms単位で時間経過を管理します。

tz01_system_conf.h の TZ01_SYSTEM_TICK_NO 列挙体でタイマーの定義をしています。 SYSTICK_NO_*はシステムライブラリで使用するタイマーですので削除しないでください。

電源ボタンの監視、電源ホールド、低電圧検出を行います。

Systemライブラリ内部で使用されており外部に公開していません。

PMUでCPUとペリフェラルに供給するクロックを設定しています。

	クロックソース	周波数
PMU_CSM_MAIN	PMU_CLOCK_SOURCE_PLL	48MHz
PMU_CSM_UART1	PMU_CLOCK_SOURCE_OSC12M	12MHz

クロックドメイン	分周	周波数	備考
PMU_CD_MPIER	1	48MHz	CPUのクロックソース
PMU_CD_PPIER0	24	2MHz	TMR0を含むペリフェラルのクロックソース
PMU_CD_PPIER1	4	12MHz
PMU_CD_PPIER2	4	12MHz
PMU_CD_UART1	1	12MHz	UART1のクロックソース

詳細についてはApPLite-2技術情報の「TZ1000 Series Reference Manual MCU Power Management Unit」及びBSPの「TZ1000 Series Software manual PMU Driver」を参照してください。

GPIOのポート1、3、4、10を使用します。用途は以下のようになります。

ポートNo	入出力	用途	Hi/Loの定義
1	入力	電源ボタン	Lo: ON Hi: OFF
3	出力	電源ホールド	Lo: 未ホールド Hi: ホールド
4	入力	電源電圧低下検出	Lo: 低電圧検出 Hi: 低電圧未検出
10	出力	電源/ハートビートLED	Lo: 消灯 Hi:点灯

TMR0を32bitのフリーランニングタイマーとして使用します。

TMR0のクロックソースが2MHzに設定されていることを前提としており、最大1800000ミリ秒(30分)の時間経過を計測できます。