BlueNinjaの製品発表会でも注目を集めました、ニキシー管スマートウォッチを紹介します。
ニキシー管とは
ニキシー管は、主に数値を表示する表示器です。
7セグメントLEDや液晶が普及する前に使用されていました。
真空管のような外見をしており、内部に0から9までの形をした電極があります。
そのうちの1つを点灯させることで、任意の数値を表示します。
1950年代から1970年代にかけて普及しましたが、扱いが容易な液晶やLEDに取って代わられ1990年代には全てのメーカで製造が終わってしまいました。
現在では僅かな在庫しか存在せず、入手が非常に難しくなっています。
ニキシー管スマートウォッチについて
ニキシー管を動作させるための昇圧回路と脈拍センサー、操作用のスイッチが実装された、約4cm四方のメイン基板にBlueNinja、LiPoバッテリーを搭載しています。
BlueNinjaにはスマートウォッチに必要なBluetooth LEやRTCなどの機能がありますので、最小限の回路を追加するだけで実現することができます。
BlueNinjaがニキシー管の表示制御、スマートフォンとのBLE通信、センサによる計測やユーザー操作への応答など頭脳の役割を果たしています。
スマートフォンとの連携
専用のAndroidアプリケーションによりスマートフォンとの時刻同期が可能です。
将来的には、BlueNinjaの9軸モーションセンサー、気圧センサー、メイン基板の脈拍センサーから取得したデータからユーザーの動きを判定してニキシー管への表示を開始する機能やスマートフォンへの通知機能の搭載も考えています。